耳が遠くなってきたせいか、テレビの音量がどうしても大きくなるようで、家人から指摘を受けます。そこで重い腰を上げ、前のテレビのサラウンド用に使っていた小さなスピーカーを引っぱり出してきて、手元スピーカーとして接続することにします。
以前は事細かに書かれていた仕様も、最近の電気製品の説明書は取り扱いに重きが置かれているようで、肝心の出力容量などが分かりません。LINE出力ではスピーカーは鳴らないだろうなと思いながらも試してみると、案の定うんともすんとも。ならばイヤホーン出力。iPod用のイヤホーンで確認の上つないでみましたが、これまた出力不足のようで鳴りません。
アンプが無ければダメか。そこでふとテープ駆動部分が壊れお蔵入りのβのビデオデッキを思いつきます。テレビのLINE出力をデッキのLINE入力へ、そしてデッキのイヤホーン出力からスピーカーへ。不要になって貯め置いた電気コードを総動員です。昔のデッキの方が出力が大きいとみえ、スピーカーからみごとテレビの音が聞こえます。
テレビは薄型で大画面化、どうしても離れて観ます。そして高齢化。間もなくテレビは手元スピーカーが標準装備か、オプション付きで販売されることでしょう。