出版業界はどう変わっていくのでしょう

 「Kindle」の売れ行きが好調でAmazonの好決算を押し上げていると聞きます。国際版も発売されて日本の通信会社を通じて書籍データの購入も可能となり、多くのブログに「買いました」の文字が踊っています。
 ソニーが5年前に同様の電子書籍端末を発売しましたが、振るわず生産中止になりました。まだ期が熟していなかったということでしょうか。ただヨーロッパではその後も売れていたとのことですから、その目は有ったわけです。
 Kindleの成功に他社が指をくわえているはずがありません。強敵になると見なされているのがiPhoneやiPod Touch。既に多くのソフトがApple Shopにアップされていると聞きます。
 日本では印刷部門や書籍小売店への影響を配慮する気持ちがあり、急激に電子書籍に移行するかどうか分かりませんが、読者にとって多くのメリットが有りますから、もうこの趨勢は止められないと思います。売上げ減に悩む出版業にとっては、ビッグチャンスです。何といっても大幅なコスト削減が魅力です。個人出版のハードルも低くなり増えていくことでしょう。
 この先、出版を巡る業界の様変わりを見届けたい気もします。映像ソフト同様、違法コピーであたもたする時代が来るのでしょうか。

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