知識欲

 ずきんをかぶった高校生に警察官が「お前はタリバーンか」と発言したことは、先日来いろんな報道機関で批判をされています。
 その警察官が強い紫外線を浴びると死に至ることがあるポルフィリン症を知らなかった(恥ずかしながら私も名前までは知りませんでした。)ことによるのでしょうが、もしそうであっても相手を思いやる気持ちがあれば、不用意な言葉は発せられなかったことでしょう。
 「生ぬるいことで、犯罪者が捕まえられるのか?」との意見もありますが、それが犯罪者検挙の手段の一つとするならば、いささかさもしいことです。
 警察官は時として相手を見下した態度をとる傾向があるように思います。以前お話しした交差点での出会い頭の交通事故で、その時、私の青信号主張を嘘と決めつけて、罵声の限りをつくす警察官に当たりました。声が部屋中に響き実際の担当者が出てきて、「彼はその筋の人を相手にしていて、口悪が仕事だから。」 
 こんな経験をすると警察に協力する気持ちを人は持つでしょうか?
 
 追) 歳を重ねるたびに人の持つ欲を一つずつ無くしていきます。知識欲もその一つです。この件のように、知らないことで相手を傷つけたり、自らが被害を被ったりします。私も既にいくつかの欲を無くしてしまいました。新しい知識についても、つい若い者に任せようとしてしまいます。気を付けねばとは思うのですが・・・。

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