最近は、外部からの勧誘の電話は内容を聞く前に一切お断りしていますので頻度は分かりませんが、以前は投資と称して先物取引の勧誘が良く舞い込みました。大豆や小豆、トウモロコシといったたぐいですが、素人が判断できるものでもなし、価格が下がったとかで証拠金の積み増しを何度も請求する詐欺商法に使われることから危険というイメージですが、対象商品の生産者や販売者にとってはリスクヘッジに効果のある手段と聞きます。
なぜ先物取引が浮かんだかといいますと、ニューヨークの先物取引場NYMEXで今度ウランが上場されたとニュースで知り、ウランまでもが先物取引の対象かと驚いたからです。他の商品とは違い取引が極めて限定されているにもかかわらず、今後原発燃料の需要拡大が予想されるからだそうです。これもまた急拡大する中国経済の影響でしょうか。
先物取引といえば多くが使用を目的とせず投資目的で利用されますので、販売単位は分かりませんが「ウランを100kg買ってきたよ」なんてなことを言って黄色い粉で人を煙に巻くことができます。