今また新たな北朝鮮への拉致被害者がニュースで大きく取り上げられている。今から34年前の話。手がかりもなく安否を永く案じられてきた家族の思いは如何ばかりか。それにしてもなぜ今頃になって? なんと手ぬるいことか。
埼玉県の青年の死、金銭をむしり取られ暴行を受けていることが推察される旨捜査を依頼するも動かない警察、そして無惨な死、それに対する東京高裁の判決、30%の過失、未だにその手ぬるさは続いているようだ。
自衛官によるいくつかの情報漏洩、最新ニュースはイージス鑑の情報の持ち帰り、先の拉致被害者の父親は北朝鮮の工作員と見られ、そしてこの中国人妻、まるでスパイ映画を観ているよう。
日本はスパイ天国。日本人のDNAには寛容性が植え込まれているのかもしれない。子供の頃「騙すより騙される方が良い」と教えられてきた世代の私、次の世代に同じように教えて良いのか、複雑な心境に不安が混じる。