第一次統一地方選

 昨夜8時から今朝、ニュースは統一地方選一色。我が奈良県も知事選と県議会選のダブル選挙でした。任期満了を待たず行われた知事選は候補者が出た段階で決した感で、投票率が10ポイントも下がったことも頷けます。県議会選で15選挙区の内無投票区が3区に減ったのが好材料です(こんなことで喜ばないといけないのも寂しいですが)。
 知事に当選された方々の経歴を見ると、多くはお役所出、国会議員経験者、さぞかし良い生活をなさっていることでしょう。天声人語が東京都知事三選の石原氏に対し、「上流とされる人に庶民感覚を求めるのは難しいかもしれないが、いま多くの大衆が欲しているのは、頼れるが謙虚な『新太郎』」と呼びかけています。これは全ての当選者にもいえることでしょう。
 地方への分権が進む中、滋賀県で新幹線新駅凍結を主張する嘉田派が議会で主導権を握る構図になったのは、庶民感覚が物言う大きな流れになってきているその現れでしょう。

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