本ブログで何度も引用をさせていただいていますが、JMM(※1)への冷泉彰彦氏の投稿にはいつも新たな発見を覚えます。
最新の中で、パイレーツの桑田真澄投手の負傷について触れている事柄もその一つです。引退をしてもおかしくない年齢で、大リーグにチャレンジする彼が思わぬ負傷をおったのは誠に残念なことです。「審判三人制」に対する配慮が足りなかったとされているようですが、センター前に落ちたボールに対する桑田投手のバックアッププレーは「隠れたファインプレー」であって「不注意」でも何でもなく、よけるべきなのは審判の方、そもそも、アメリカ野球では「バックアップ」が日本野球のように守備の基礎動作の中にシステム的に組み込まれてはおらず軽視されている。と氏は述べています。
野球はアメリカから学んだもの、その野球という共通のスポーツの中でも人種間で考え方の隔たりがあることにはちょっと考えさせられます。
折しも日本のプロ野球界は裏金問題で揺れています。まさかこれはアメリカから学んだものとは言えますまい。暗黙の事柄だとも聞こえてきますから、またぞろぞろと尾を引くことでしょう。桑田真澄投手の基本に忠実なプレイに思いを馳せている中で、なんとも次元の低いことです。
(※1) http://ryumurakami.jmm.co.jp/