ブログは今や社会現象。私でさえ決まって読むブログが数件ありますし、検索ワードで見るブログもあります。そんな現象を目ざとく利用し、ブロガーにお金を払って商品宣伝の記事を書かせるのが企業。私の感覚からは、商品の良さを実感しているのならばともかく、お金のためだけに知りもしない商品を持ち上げて読者を誘導するのには大いに抵抗があるのですが、マーケティング会社のビルコムの調査結果を見ていささか驚きました。
「企業が、宣伝のためにブロガーへお金を渡す行為について」、反対する人の多くが私と同様の理由なのですが、全体として賛成が55.5%と過半数を占めています。「企業のためにすることだからお金をもらうのは当然」 「個人の副業が増える」が賛成理由の1、2位です。
踊らされて納豆を買いに走る今の消費者ですから、「この程度の事は」と問題にもならないのでしょうが、単純にテレビ局だけを批判できない社会体質であることに変わりはありません。
企業の広告媒体も変わりつつあります。新聞、雑誌類は後退し、ネット上は益々増加、個人からアイデアを吸い上げて、ブログや動画投稿の手段を使い、企業と広告の仲介をする会社まで現れました。私のような古い考えは捨てて、今の流れに乗りながら小遣いを稼ぐ、これが上手な生き方のようです。