一連の不祥事以来、受信料の不払いに苦慮しているNHKです。「新生プラン」なるものを掲げて理解を求めようとしていますが、支払わなくて済ませている状況から、支払ってもいいという気持ちにさせるのは並大抵ではありません。民営化、罰則、スクランプルなど案は出ていますが、公共放送の精神から、いずれもが否定されているのは良い方向だと思います。組織のスリム化と良い番組作り、これが第一だと思います。
そんなNHKならではの番組で好きなものの一つが、日曜夜7時、「トップランナー」です。俳優、歌手、書家、果てはフィギュアー制作者、ジャンルは様々です。既にトップランナーである人はまれで、むしろ目下売り出し中の若者を招いてのトーク番組。昨日はギターデュオのデパペペでした。アメリカの番組に似せた部分があるのは少し気がかりですが、若者のその仕事にかける情熱が伝わってくるのは良いものです。「お金」の臭いが一切しないのも好感です。
最近はバラエティで出演者が冗談めかしに「受信料を払ってあげてください」などと言ってみたり、「NHKは受信料で成り立っています」とアナウンサーに言わしめたりと見苦しい限りです。受信者にうったえかける番組作り、それに邁進してください。私はNHKファンの一人です。