体脂肪率

 体脂肪率計なるものをいただきました。肥満は気になっているものの計器で計ってどうのこうのとは思っていませんでしたが、そこにあるので毎晩風呂上がりに電極と思われる所に乗っかっています。
 体脂肪率というのはそのこ言葉から、体を組成する成分の内で脂質が占める割合というのは分かります。でもどうやって計っているのでしょう。ネットで見ると、
 局所測定から推定する方法、 簡単なのは皮膚をつまんでみて、ですが、今はCTやMRIで全身11区分の測定面積比で推定。
 密度法、 すぐピンとくるのがピタゴラスの逸話の風呂に浸かって体積を計る方法ですが、脂質にはほとんど存在しないカリューム量を量ったり、X線、あるいは体内に均一に分布するトレーサーを用いるなど多種の方法があるようです。
 電極の上に乗っかっていることから、この計器は体の導電率を測定して密度を推定しているように思えます。密度で分かる根拠は今までの解剖所見から、体を構成する組織の標準的な組成比率、及びそれぞれの密度の集積データがあり、それに基づき推定できることにあります。でも欧米人と日本人とではそのデータ自体に開きがありますし、測定密度がどれくらい正確か疑問です。計る度に数値が違うのが何よりの疑問です。
 体脂肪率で25というのが肥満との境目のようで、私の感覚ではそこより大幅に数値が違わなければ気にしなくとも良さそうです。それよりも以前のズボンが入らないことが一番の肥満アラーム計です。

se.gif

 今年は熊の出没が多く、先日は木の上に逃げた子熊の救出劇が話題でした。しかしのどかな動物保護とばかり見ておれません。人が襲われ被害も多発しています。
 ニュースでは子熊が目立ちます。熊の社会では子育ては母熊の仕事、人を襲ってまで子を守ろうとするのが母熊ですが、単独の子熊は既に親離れしたのでしょうか、それとも母熊は自分のことでもはや精一杯なのでしょうか。「里に出ると人という恐ろしいものがいるよ」と子熊に教えるとききますが、教育よりも生きることを優先しないといけない事態なのでしょう。
 熊が好むミズナラやブナの実が、6~7月の日照不足で少ないのが原因と識者は解説しています。冬眠に備えての食の確保のためですから、放置されても地に帰る例えば熊の好物の柿などを撒くようなことではダメなのでしょうか。熊の猟場がどんどん浸食されてきていることも原因の一つで、一過性の事態ではありません。ただ追いやるだけでなく抜本的な対策が必要です。

se.gif

ぶりっじばんざい

 答え(10月28日分)
 

  9 5 3  
A K 9 7 6 2
A Q
K 3
K 8 7 4 N Q J 6
Q 8
W E  
J T 4 3
9 5 K 6 4
T 9 8 4 2 S Q 7 6
  A T 2  
5
J T 8 7 3 2
A J 5
 

 ダミーからクラブ3を出せばクラブで3トリック取れるので、まず手でクラブを取り続いてダイヤA、Qをプレー。相手がKで取ってくれれば10~11トリックが取れてコントラクトはメイク、もし取ってくれなければハートA、Kを取り次のハートで相手の別れが3-3であることを期待すれば、78%の確率でコントラクトはメイクします。
 と、ここまでは通常のプレーですが、相手のオープニングリードがフォースベストで、クラブで取られるのは3枚までと分かれば、100%メイクのプレーがあります。
 まずクラブKで取ります(もしSの手で取ろうとするとEからQが出ればNからSに戻れなくなります。)次にダイヤA、Q。Kがでれば先ほどと同様です。Kが出なければクラブAで手に戻り、ダイヤを続けます。取られるのはクラブで3枚とダイヤKの計4枚、コントラクトはメイクします。

スターマーケティング

 「マシュマロの話」ってご存じでしょうか。私も村上龍氏が主催するメールマガジンのアン・ヨンヒ氏のレポートで知ったのですが、お隣韓国で大ヒットした翻訳本の題名です。日本題は「成功する人のシンプルな法則」、局アナ出身のチョン・ジヨン氏が翻訳したことがヒットの原動力だといいます。ところがある日彼女がインタビューに「一日100ページ」と口を滑らせたことから、専門家でも丸一日掛けて数十ページなのにおかしいと「代理翻訳」の噂が出始め、彼女が出る番組には降板させろと抗議の嵐、はては訴訟の動きもあるとか。
 日本の場合にあてはめて考えるとどうでしょう。著名タレントが本を出版することは珍しくありません。本人が書いたと主張する本であっても、私も含めて多くの人が、ほとんどの本がそうではなく、本人からの話を脚色して出版社がまとめたものと思っているのではないでしょうか。でもそれを取り立てて問題にすることはありません。
 物事の白黒をはっきりさせようとする韓国の国民性、まずは物事を穏便に済ませようとする日本の国民性、どちらが良いとはいえませんが、韓国の人の気質を見習うことも必要でしょう。折しも国会では未履修問題が穏便に済まされようとしています。

se.gif

こんざつも、よそうがい

 鳴り物入りで始まったMNPですが、みんな様子見の情勢か、それほど大きな変動は起こっていません。
しかし、ソフトバンクでは大混乱が起こっています。
スーパーボーナスの二転三転、「0円ケータイ(実際はトラップ完備)」の予想外割などで現場は大混乱になっているようです。週末はセンターがパンクしてMNPでの転入、転出がストップしてしまったようですし、
実際は0円じゃないことを20分以上かけて説明しなければならない販売員の苦悩たるや察するに余りあります。
開始当初は大混乱というのはADSLの参入当初にやらかしたわけですが、ソフトバンクは相変わらずのようです。

ri.gif

主人

 昨日の朝日新聞に、夫のことを主人と呼ぶのに違和感を覚えるという読者の声を見ました。「一緒に生きていくパートナーであって、仕えるべき主人ではない」がその内容。読者からの多数の意見も、その多くが賛意とのことです。 男女同権の観点から当然の結果ですが、その裏に潜むものに一抹の不安を覚えます。
 そもそも良き人間関係とは何でしょう。私は相手を立てる気持ちを持つことだと思います。尊敬する気持ちでしょうか。自分が相手よりどんなに優れた能力を持っていたとしても、自分にはない何かを相手は必ず持っています。尊敬すべきことです。問題となっているいじめも根元は相手を見下していることにあります。
 夫婦の力関係がどうであれ、夫を立てておられる奥さんは接していて気持ちの良いものです。話していてその夫婦関係が自ずと分かるものです。夫のことを「主人」と呼ぶ、そこには単に単語の意味以外の思いが入っていると思うのですが、これは男性の私だから思うことでしょうか。

se.gif

知識

 日曜の朝、我が家のテレビにはこれぞと言う理由はないのですが「サンデーモーニング」がついています。一週間の出来事を取り上げコメンテイターが意見を述べる番組で、視聴率も良いそうですのでご覧の方も多いことでしょう。十人十色というのにコメンテイター達の意見の方向が同じなのには不満ですが、嫌みがないのが良い点でしょうか。
 最後に一枚の写真のコーナーがあります。光の点が密集したり点在したり、新しく発見された星雲かと思ったのですが、答えは夜間の朝鮮半島の航空写真でした。韓国側には多くの光の帯、海にも漁り火が密集しています。それに比べ北朝鮮側はピョンヤンと思しき所に一点だけ。北朝鮮の民はこの下でどう生活をしているのでしょうか。この写真を知り得たならば、国力の違いをどう感じるでしょうか。でも何も知り得ず、自分の生活だけに目一杯のことでしょう。
 折しも教科未履修問題で記者の質問に一高校生が答えていました。「世界史は私には必要ないので今更補習と言われても・・。」 得ようにも得られない知識、方や与えようと言うのに要らないと言う知識、つい対比をしてしまいました。

se.gif

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  9 5 3
A K 9 7 6 2
A Q
K 3
N
W   E
S
A T 2
5
J T 8 7 3 2
A J 5

Pass 1H Pass 2D
Pass 3H Pass 3NT
All Pass  


 Wはクラブ4をリードしてきました。スペードのリードでなくて一安心です。3NTをメイクするプレイを考えてください。

青木鈴花ちゃん

 映画やドラマをみた後、一服の清涼感を覚える時があります。一昨日の青木鈴花ちゃんの保育園通園許可判決のニュースは、私にその感覚を残してくれました。
 息を吸う際に気管がふさがる傷害のため、切開したのどから定期的に吸引機で痰を吸い出さねばならない大きなハンデを負いながら、さも当たり前に自分で吸引機を操作する彼女。記者会見の席で父親の言葉を横から訂正するしっかり者の彼女。手術と、吸引のために開けられたのどのためでしょうか、保育園児とは思えないがらがら声ですが、「これから頑張って小学校に行きます」と答える彼女。その屈託のない明るさと利発さを見ていると、周りで起こった訴訟騒ぎなど何のためかとバカらしくさえ思えてきます。
 アイススレッジホッケーで障害者と行動を共にしている義息から、傷害を持った人の苦悩とそこからの脱却について、いろんな事例を聞きますが、そこには傷害を持たない者には計り得ないものがあります。彼女もこれから社会のいろいろな障害に直面していくことになるでしょうが、彼女の保育園児とは思えない受け答えと、明るく前向きな姿勢を見ていると、障害を持たない人以上にさわやかに生きていくだろうとの感を残してくれました。

se.gif

未履修

 「高校三年生が必修科目を未履修のため卒業できない」のニュースを最初に耳にした時には、文部科学省の徹底が不十分で理解が足りなかったのだと思ったのですが、出るわ出るわ、昨日までの調べで63校、実は大学入学のための承知の上の行為だったのです。またまた教育とは何だろうと考えさせられます。「有名○○大学に何名の入学者」が高校の格を決め、実力の社会になったとはいえまだまだ有名大学卒業が就職に幅を利かす社会ですから、単純に高校の先生方を批判するだけでは済まされない問題です。
 小中高の教育は社会に子供達を送り出すための人造りであることの再認識が必要ではないでしょうか。受験に必要のない知識も人を造ります。広い知識はその人の考え方自体を広めてくれますし、深い知識は新たなる疑問と探求心を引き起こします。入るに難く出るに易しい今の大学のあり方も再考が必要です。短いスパンでの成果は難しいでしょう。永い目で考えれば、自ずと社会は人をその人となりで評価をし、成果の一つとして理解に苦しむ現代の多くの犯罪も減少するでしょう。 と、老い先短い私は思うのです。

se.gif