無線マウス/キーボードに通信傍受の脆弱性(※1)の記事をみると、こんな所にも危険が潜んでいるのかと驚きます。
マウスの動きを見られてもさして問題は無いとは思いますが、キーボード操作は危険極まりがありません。特にネットバンキングをなさっている方などは、直接お金の被害に結びつく危険性です。
無線でつながる端末は、配線の邪魔者がない分移動が便利で、多くの方が利用されていることでしょう。タブレットが主流になってきてはいるものの、文字を打つ作業にはキーボードが便利で、Bluetooth 接続の機器を使ったりします。
ハッカーにとってキーボード入力を知ることは美味しいことで、キーロガーを相手にインストールさせキーを盗み取る手法が使われています。キーロガーソフトそのものは元々、デバッグする際過去のキーボード入力をふり返る健全なソフトでしたが、今はハッキングソフトの代名詞のようになっています。
私のような素人にとってことネット関連に関しては、「便利なもの=危険」との観念で動いた方が良さそうです。誠につまらないことですが、あえて不便な機器で済ませることが一種の保険となるようです。
その意味で当店では、お客様とのやり取りはネット経由ですが、データベースのPCは完全にネットから切り離しています。データの入力など二度手間で実に不便です。こんなことをしなくとも安心できる状況になれば良いのですが・・・。
(※1) http://news.mynavi.jp/news/2016/02/27/067/