暴走事故に思う

 昨夜のニュースのトップは、大阪梅田での車暴走による死者2名重傷者1名の事故でした。事故を起こした運転手を救急搬送する過程で、大動脈解離の症状がみられるとの報告で、意識不明の状態での暴走事故とほぼ断定されています。
 最近、この手の無意識状態での運転による事故を、耳にするようになりました。高齢化も要因の一つになっているのでしょうが、今回の運転手は51歳ですので、歳のせいだけでは片づけられません。
 最近自動車業界では自動運転が開発の目玉となっています。ですがこれらの痛ましい事故を目にすると、完全自動運転を目指す前に、前に障害物がある場合の自動停止を優先すべきと思います。確かに今もその技術はあり、宣伝によく使われていますが、稼働する車速が余りに低すぎ、車が傷つくのを防ぐ程度で死傷事故を防ぐにはほど遠い実情です。
 病気の自覚があれば、運転を控えるのが最善ですが、全てで自覚をしていた上で事故を起こすとは限りません。開発競争は車を売らんがためとはよく分かります。例えば時速50kmで走っていて前方40mの障害物で自動減速する車をあえて買おうとする人は少ないでしょう。でも悲惨な事故を防ぐためには有用です。社会貢献も大会社の責務の一つです。如何でしょうか。

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