田原総一朗氏、私の好きな評論家ではありませんが、「一つの正解を求める教育」を変えるべきだ(※1)には私も大いに賛成です。
正解やそれを導く手法を覚えるのではなく、考える力、意見を述べる力を養うのが教育の根幹だと思います。文中の例にあるマイケル・サンデル教授の授業内容放送に見入ってしまうのも、私がそのような授業を受けてこなかった性だとも思います。
ディベート教育を受けていない私は、言葉で人を説得するのがいたって不得手です。論理的な内容ではなく、言葉数や話し手の立場で支配されてしまうのでは話になりません。
正解で無ければ、同じ問題を何度も何度も繰り返す教育手法も好きではありません。以前どこかの国の( )X( )=24 問題が紹介されていましたが、答えが幾通りもあるのが世の常でしょう。
試験では差をつけるためか、難しい問題に偏る傾向にありますが、平易な問題で他にない手法で解いた人に多く点を付けるのも有りではないでしょうか。
教育に携わる人達はどういう思いなのでしょうか。評論家にあれこれ言われる前に、声を発していただきたいです。
(※1) http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20131016/369305/