街なかの家具屋さんが元気の無いのに比べ、IKEAが700億円に迫る売り上げを上げているのは、求めやすい価格帯の品揃えと売り方のうまさでしょうが、私のような素人にも簡単に組立ができる工夫もその要因ではないでしょうか。
前回感心したのは左図のネジですが、今回は下図の引き出し用レールに感心をしました。
これらのレールはホームセンターで手に入りますが、それらは真っ直ぐな形であるのに対し、図にあるのは端がやや傾斜しています。この傾斜、何のためかお解りでしょうか? 実はこの傾斜によって、引き出しが閉まる最後のほうで自重により転がり落ちることでピタっと引き出しが閉まる仕組みです。傾斜のために上下にややデッドスペースが必要となりますが、それもデザインに取り込んでいます。
ちょっとした工夫を発見するのもIKEAの楽しみかもしれません。次はどんな発見ができるか、楽しみです。