雛人形は早く片付けましょう

 昨日、雛人形を片付けました。「いつまでも飾っておくとお嫁に行き遅れる」という言い習わしも関係しています。どうしてこういった言い習わしが出たかは、NHKの「気になることば(※1)」などに説明されています。
 読んでいただければ分るのですが、もともとは人の穢れを人形(ひとがた)に託し、川や海に流す習慣から来ているようで、人形を片付けないといつまでも穢れが残ってしまうということのようです。
 確かに昔は結婚適齢年齢も低く、結婚が遅いと人の口がうるさかったものです。今は晩婚を穢れとは誰も言いませんが、気にしていないとはいえず、「婚活」なる言葉が取り上げられのもその一端です。
 結婚年齢が高いのは、それだけ子を生む時間的制約もあるわけですから、「少子化」の根は晩婚にあると言えます。「子供手当て」が少子化対策にまったく機能しないとは言いませんが、結婚して子供を生んでも働ける環境づくりのほうが優先されるべきでしょう。
 雛人形を誰よりも早く片付けるべきは、政府ではないでしょうか。

(※1) http://www.nhk.or.jp/kininaru-blog/73996.html

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