少し前のニュースになりますが、韓国がアラブ首長国連邦の原子力発電所建設の受注を、日本を含む他国との競合の中で勝ち得たのは、会社勤めの頃少しこの業界に関係していた私には日本が負けるのかと驚きでした。というか、韓国が既に20基の原発を稼働させている国とも知りませんでした。
資源のない、国土の狭い日本が世界を相手に戦えるのはその技術力以外にないことは、誰もが認めることでしょう。最初は後追いでも技術力を高め、それを武器に経済大国となりましたが、私を含め多くの人に、今も日本は技術大国、経済大国との自負が根底にあるのではないでしょうか。ところが今やSONYよりもSUMSUNGの方が知名度が高く、スパコンは大きく水を空けられ、トップに立ったトヨタにもほころびが広がっています。
「既に技術大国ではない」と認識し、もう一度たがを締め直してトップを取るのだとの思いを強めなければなりません。オリンピックの応援ではありませんが、「頑張れNIPPON」です。