オカリナ

 本屋さんで立ち読みをしていて、つい「オカリナ初歩の初歩 入門」を買ってしまいました。随分前にお土産のおもちゃに買ってきてそのまま放置されていたオカリナが日の目を見るかも知れません。
 最初の15ページ、低いドから高いドまで、舌を使う吹き方の「タンギング」はちょっとお預けにして、とりあえず音が出、簡単な練習曲はそれなりに。ですが、次の♯、♭が付く音で小休止。連続した運指ならともかく、少し離れた穴を押さえるのは、頭で考える時間休符が入って、「はい、今日はここまで!」 さて次にオカリナを手にするのはいつになるやら。
 後はどんなかな、とページを繰る中で新知識を得ました。「オカリナの音程はオカリナの容積と開いている穴の総面積で決まる」のだそうです。確かにオカリナをじっと見ると、穴の大きさは同じほどの物もあれば、微妙に違うのもあります。穴の総面積ですから、この音の時はこれらの穴を開くと一義には決まらず、プロともなればいろんな指使いが可能な訳です。
 以前から、「穴の位置をどうやって決めて作るんだろう」と思っていましたが、原理からすればただ指使いがし易い位置に配置されているだけで大きさを合わせればどこにあっても良いわけです。
 興味が湧きネットを見ると、更に息を吹き込んで音を出す穴「歌口」の大きさ・形が音を左右するとあり、こんな単純な楽器も実は奥が深いんだなと感心です。

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