クリント・イーストウッド監督作品をいくつか観て彼の作品が好きになり、今回も公開を楽しみに観てきました。俳優としての仕事よりも監督としての彼の仕事の方がずっと良いと私は思います。
映画そのものは、ストーリーの先が読めて前宣伝のいう感動は覚えませんでしたが、「自国を想う政治とは?」 と、日本の指導者に問いかけてみたい実話です。
ネルソン・マンデラ大統領に、27年間の投獄生活を耐え抜く力を与えるきっかけとなった一編の詩には、すごい力を感じます。
いろんな理由で記載してはいけないのかもしれませんが、削除通知が来るまで私のメモとして記しておきます。最後の二行などは、自ら命を絶とうとする人の心にも入り込んで自らを奮い立たせる力になってほしいと思います。
インビクタス
著:ウィリアム・アーネスト・ヘンリー
私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私は あらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを
無惨な状況においてさえ──
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ──
血を流しても
決して屈服はしない
激しい怒りと涙の彼方に──
恐ろしい死が浮かび上がる
だが 長きにわたる
脅しを受けてなお──
私は何ひとつ──
恐れはしない
門がいかに狭かろうと──
いかなる罰に苦しめられようと──
私が我が運命の支配者
我が魂の指揮官