不況下の好調

 土曜日の夜、奥さんのお供でユニクロに行って来ました。ちょっとお店をひやかした後、車の中で待っていたのですが、そこから見る様子で、この企業の業績好調ぶりが伺えます。
 折り込みチラシが入っていたせいもあるのでしょうが、郊外型店舗に次から次へと車でやって来て、ロゴマークの入ったビニール袋を手に出てきます。
 多くのブランド品は、作りも良く長持ちし自分の引き立てに役立ちますが、見栄で使用する場合も少なくなく、コストパーフォーマンスの点では、必ずしも良いとは言えません。
 ファッションも有名ブランドのお仕着せではなく、自分の個性で作ることが広まってきており、その意味でもコストパーフォーマンスの良さを求めるのは当然のことで、この不況風のもとでは、衣料に限らずあらゆる商品で「実用」が更に求められてくるのは間違いありません。
 商品を作る側からは、コストをかけずにいかに他と差別化するかが今後問われ、難しい時期を迎えています。目の前の人の流れを見ていると、お店に入ったかと思えば5分と経たず袋を手に出てきて、チラシ商品にターゲットを絞っただけの買い物による、不況下の好調に見えるのが少し気がかりではあります。