ニュースバラエティ番組では時々世の中の不正を告発し疑問を呈する番組を放送します。視聴者を呼び込む番組作りに終わり、更なる追求の無いのは残念ですが、視ている人に怒りを覚えさせるには効果があります。
昨日は、関西では読売系で放送の「バンキシャ」、お役所のタクシーチケットを取り上げていました。夜半ともなるとお役所の建物の回りには一重・二重とタクシーがとぐろを巻きます。職員が使うタクシーチケットが目当てです。
私も会社勤めの頃はまだ景気が良かった時ですから、上司からチケットをもらって利用したことがありますが、今でもまだそのような景気の良い会社はあるのでしょうか。自らが稼いだお金で会社が使っても、税務署が給与支給に該当すると目を光らせますが、お役所の場合は原資は税金、しかも規律違反の使用や疑問視される使用例も見られ、利用の多い国土交通省の上位の人では、年間600万円にのぼり、疑問をぶつけると職員の擁護に回るというのですから、怒りがこみ上げるのも抑えられません。
工事が途中で止まってしまうとか、環境対策にもお金がかかると、暫定税率の再可決をほぼ決めていますが、本音のところは、利権の原資が減っては困るというところではないでしょうか。正す襟も無いのですから、クールビズには効果はあると思いますが。