朝日新聞、asahi.comの記事にちょっと目が止まりました。スペイン南部の村で、携帯電話のアンテナ設置が住民投票で否決されたというのです。
どこからでも電話が掛けられる時代、ちょっと電波が届かないと「なんだ携帯も使えないのか」とそのローカルぶりを嘆き蔑むこの日本では考えられない結果です。仕事柄食品問屋の営業マンとつき合う機会が多いのですが、携帯電話については「持たされてる」 「スーパーが休みでないので、日曜日でも担当者から呼び出しが来る」と不満の声の方が多いのです。その意味でもこの投票結果はある意味すごいことかもしれません。
「都会の喧噪から解き放たれ、のんびりゆったり時間の流れに身を任せてみてはいかがでしょう。携帯電話を寄せ付けない温泉、○○温泉」なんていう村おこしはどうだろうか。頭の中でいろんなキャッチコピーが飛び交います。
でもニュースを読み進むと、反対理由は「アンテナから放射線が出る。」そして「電話会社には村から離れた場所への設置を申し出る。」 なんとなんと私の瞑想は一瞬のうちに打ち壊されたのです。
