手腕に期待

 昨日、嘉田滋賀県知事が初登庁をされたそうです。自民、民主、公明3党相乗りで推薦する現職知事を破っての当選には、私たちのみならず滋賀県民自身も驚いたのではないでしょうか。最近の選挙は組織力よりもいかに民意を自分に引きつけるかにかかってきているようにさえ思えます。
 元々政治家は名誉職、多くはお金のある人で、私財を政治につぎ込む人もまれではありませんでしたが、いつの頃からか政治家は儲かる職種と認識されるようになったように思います。ところが最近それとは違った政治家が見受けられるようになりました。小泉首相が節目節目であれだけの国民指示を得たのも、後ろにお金の臭いが全くしないことが要因の一つだと思います。
 政治家にはもう一つ大事なことがあります。手腕です。既にゴーサインの出ている新幹線の新駅建設のプロジェクトを白紙撤回するには、損害賠償も付きまとうでしょうし、あてにしていた利権者の猛反発もあるでしょう。民意をバックにどう公約を実現されるのか、今後の手腕に期待をしたいです。

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