ミサイル発射

 北朝鮮のやることは常人には理解ができません。5日未明の続けざまのミサイル発射は日本政府を震撼させました。翌6日になってやっと北朝鮮は、例のいたけだかの口調で通常の軍事訓練であると発表しましたが、アメリカの独立記念日に合わせていることから政治的な意図がはかり取れます。
 これに対し日本政府の対応は素早く、午前4時に首相官邸に対策室を設置し、7時半前と正午前に安全保障会議を開いて対応を協議、万景峰号の入港禁止やミサイルや核に関連する物資の輸出管理、国連安保理への提訴を決めています。そして何より急がれる国民の安全については、ミサイルの飛行・着弾領域への警報は、船舶に対し午前8時53分(しかも海域特定できず)、航空機に対し午前8時21分、この時点は既に安倍官房長官が4発目・5発目の発射情報を発表した後という迅速ぶりです。
 日本海では9隻のフェリーが航行、実習船を含む漁業関係の船が10隻を越え、一日50~80便の航空路にあたるそうですので、関係者は政府以上に後になって寒気がしたことでしょう。

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