大きな副産物

 昨日、興味を引くニュースがありました。
 「a+b+c が、1 ~ 100になる整数a,b,c を求めなさい」という問題で、今までただ一つ解かれていなかった42になる数字が、見つかったとのことです。
 コンピューターが得意とする分野ですから簡単に見つかりそうなものですのに、どうして今までと不思議です。例えば足し算結果が2の場合、a,b,cを-100~100の間の別々の整数と限定してもすぐに (-5,-6,7)と (-24,-47,49)の二組が簡単に見つかります。
 スーパーコンピュータですら解けなかったものを、家庭で使われているPCをつなげる方式(惑星コンピューターと呼ぶとのことです)で、なんと50万台のPCをつなげて解いたとのことです。三つの数字はいずれも17桁、漢数字でいう「京」の単位ですから気が遠くなります。
 素人の私には、この問題を解いたからといってもどうなるものでもないと思うのですが、これぞ学者、技術者の執念、根性というものでしょうか。いやいや惑星コンピューター技術の検証としてこの問題を取り上げ、たまたま解けた、なのかも知れません。

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