1週間前の Gigazine の記事(※1)が、今も頭の隅にひっかかかっています。
オーストラリアで、スマートフォンを触っている運転手を検知する最新のAIカメラが道路に設置してあったそうですが、何事にも反対意見は出るもので、交通サービスを提供する組織の広報部門の方が、カメラの設置が公にされていなかったことに非難をされているそうです。
確かにプライバシーの侵害になり得ます。隣にうら若き女性が座っていて、写真が離婚訴訟の証拠に使われるやも知れません。他人に知られたくない状況もあるでしょう。でもスマホを操作しながらの運転の危険性に比べ、非難の方が先行するのでしょうか。逆に「この地域には監視カメラがついています」と知らせ、危険性が減るのでしょうか。
交通サービス広報ならばむしろ、「ドライバーが手に持っているものを検知するカメラとその車のナンバープレートを撮影するカメラが開発され、道路に設置されています」と広く知らせ、運転中のスマホ操作を無くすように仕向けるべきでしょう。
公にされていない取り締まりをどうしても非難したいのならば、日本に来て、事故が起こりそうも無い道路に40km制限をつけてのねずみ取りや、見えずらい時刻限定の右折禁止標識で、入れ食いの違反切符を切るこの地に来られてみては如何でしょう。
(※1) https://gigazine.net/news/20190924-technology-catch-drivers-on-phones/