セイフティネット

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA)に「アダルトサイトを閲覧しているあなたの映像をばらまく」との脅しのメールに多くの相談が寄せられているそうです。当店のメールアドレスにも届きます。ホームページでメールアドレスを公開していますので、避けようがありません。
 ここ2ヶ月ほどは治まっていたのですが、最近また届くようになりました。送信者は Aʼnonymous Hʌckerと名乗り The last time you visited a Ƿorn website with teenagers, で始まります。スパムブロッカーに掛からないよう ʼn や Ƿ、 ʌ は伏せ字です。
 更にここにきて目立つのが、IDとパスワードを盗もうとするスパムメールです。先日も契約しているレンタルサーバー会社を名乗るメールが届き、パスワード等の変更更新依頼です。発信者のメールアドレスが違いますし、変な日本語です。
 寄せられる相談の多くは恐らく被害に遭ってからのことでしょう。でもその段階ではもうどうしようもありません。例え犯人が捕まったとしても、受けた被害は元に返らないでしょう。メールを開いた段階で、自らが対処しなければならないのが、今の現状です。
 セキュリティは施しているという大会社でさえ被害が大きいのが、ランサムウェアです。データにロックを掛けて、解除の身代金が請求されます。例え身代金を払ってもデータが戻る保証はありませんし、拒否しても復旧までに多大の費用と時間が掛かっていると聞きます。規模の小さな私共ではとてもとてもですから、前にも述べたように、データの受け渡しに手間は掛かりますが、業務用PCはネットに接続していません。規模が小さいからこそできるセイフティネットです。

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