ユニバーサルサービス

 携帯電話の支払い明細に、ユニバーサルサービス料の項目があり、さて何の事だろうと思う方も少なくありません。
 固定電話サービスを維持していくための費用ですが、維持管理を義務づけられているNTTは、この金額では大赤字です。今朝の新聞によると、この固定電話設備の維持を将来どうするか、ここ1年を掛けて議論を進めるそうです。
 矛先の筆頭が過疎地です。携帯電話だけで支障はないか、の検討だそうです。これにかかわらず何かに付けまずは過疎地が対象です。過疎地を生み出した要因は何か、生み出さないためどういう対策を採ったか、そんな議論は微塵もありません。
 なんて憤っていても、時代の流れには勝てないようです。固定電話の契約は、ピーク時の34%弱とのことですし、通話は携帯、図面を送ったりするFAXもメールで済ませられます。
 これからの課題は、電波への信頼度にかかってきます。なにせ目に見えない代物ですから、おかしいなと思っても対処しようもなく、過疎高齢者には更に疎外感が生まれそうです。

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