今朝の三輪山

 田植えが済んだばかりの水田に写る三輪山が綺麗ですので、トリミングの範囲を変えてみました。
 今日は米朝首脳会談の話で持ちきりでしょうが、今朝の三輪山のようにスッキリした気分になれると良いですね。

今朝の三輪山
今朝の三輪山

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追憶の街

 この土日は暇に任せて amazon prime video で、「追憶の街 エンパイア・フォールズ」を観てしまいました。エド・ハリス、ポール・ニューマン、ヘレン・ハント他、有名所の配役につられてです。
 ドラマの多くは、冒頭に死体が出てきて犯人捜しとか、どんでん返しの繰り返しとか、視聴者を引きつけようとの意思が感じられるものが多いですが、こういった地味なものの方が、視聴後に何か心に残るものが多いように感じます。
 普段の人の行いだけでは、その人の内面までは分からないものです。まくし立て、怒りに車のドアを蹴りまくる別れた奥さんにも、そうさせる内面がありますし、何不自由なく街を牛耳っている女性にも、心の中に寂しさがあったようです。
 さて、幸せな人生って、どんなものでしょう。余韻が残ります。

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終了間近、読者感謝セール! やってます。

シカ踏切

 「近畿日本鉄道(通称 近鉄)が導入した『シカ踏切』が絶大な効果を発揮している。」(※1)を読むと、近鉄がこの地の我々の足であるためでしょうか、ちょっと「やったね」という気持ちになります。
 野生の鹿との接触事故で、ダイヤの乱れのトラブルに頭を悩ませていた近鉄が、一人の鉄道マンの発想で、いままであれやこれやの鹿を線路に入れない対策から一転して、電車が走らない時間帯には「どうぞ通り抜けてください」と逆転の対策。それが功を奏し、今次々と対策箇所を増やしているとのことです。
 奈良といえば鹿を連想されるかも知れませんが、これは観光地の鹿(これも車との接触問題があるのですが)ではなく、この地の鉄道ですから山裾の人気のない区間を走る箇所も多く、そこに数多く生息する野生の鹿の話です。
 話題では「人と鹿との共生」の発想と持ち上げていますが、ちょっと異論を挟むとすれば、本来鹿には活動範囲があるそうで、それを分断する鉄道は鹿にとっては迷惑千万の話。柵を乗り越えてでも通り抜けたい気持ちも分かります。野生の鹿が増えたのも、人によって天敵のオオカミが減らされたためと言われています。ならば、対策を考える最初の一歩は、柵やロープや野獣の糞尿などではなく、「共生」からでしょう。
 人には聞こえない超音波の利用は、群がる鳥を追い払うなどに実用されています。鹿にも効くのですね。でも慣れてしまわないかと素人懸念をしますが、そこは技術大国、慣れないよう周波数や発生リズムを変化させるそうです。でも人への影響はまだ解析されていないと聞きますから、課題は残りそうです。

(※1) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/29/news056.html

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広告はうんざりですが・・・

 最近の新聞はページ数が少なくなった上に、やたら広告ページが増え、それ故私は広告を読まないように逆反応に陥っています。ですが今朝の朝日の1ページの広告、「緑内障などによる『視野の欠け』をチェック」には目がとまりました。
 中央にひまわりとその中心に赤い点が描かれ、そこからそれぞれ違った距離に、いもむし、蝶々、テントウムシ、ねこの四つの動物・昆虫が描かれていて「新聞を、①少し離して②片目で赤丸を見つめ③そのままゆっくり一回し。四つの生き物見えますか?」とあります。
 興味を引かれて右目で紙面を見ると、見た瞬間右横のいもむしが消えてしまって仰天。広告のその先を読むと、消えるのは誰もが持つ盲点で、いもむしが消えるその距離で新聞を回転させるとあり、一安心します。
 右目、左目とやってみて、まだ緑内障の恐れはなさそうです。40才以上では20人に一人の割合で発症しており、その9割が発症に気づいていないそうです。放置すれば失明。くわばらくわばらです。
 広告料が下がったのか、やたら増えた広告で更に記事紙面が減っているのはいただけませんが、遊び感覚のこのような宣伝ならば、歓迎です。ちなみに広告主は、ファイザー製薬です。

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今朝の三輪山

 良い天気ですが夕方から崩れて梅雨入り間近です。川をせき止め、田んぼの横を流れる水路に水が流れるようになりました。その横では、褐色に色づいた麦の穂が、整然と直立しています。刈り取りをじっと待っています。

今朝の三輪山
今朝の三輪山

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○○ first

 イギリスが口火を切りました。ストローに始まるプラスチック製消費財の排除です。あおりを食った関係者は、コスト高に悩まされています。
 プラスチック製の廃棄物で海洋汚染が進んでいると聞きます。今までのコスト安も翻せば、環境汚染を無視しコスト減の要素として成り立っているとも言えます。素材メーカーに環境保全費用を上乗せするともなれば、安いコストとも言えなくなるでしょう。
 他人事とは言ってはおられません。私共の素麺業界でもプラスチック素材は使われています。進物箱に素麺の束を並べるのに、多くのメーカーは素麺の型に合わせて成形されたプラスチック素材を使っています。すぐにゴミとして捨てられるものですから、私共はそれを避けるためあえて紙でその役割を代用しています。コストは数十倍ですし、型に折りたたむ作業も必要ですが、私共の方針です。
 そう言う私共も全体を覆うのには、ビニール袋を使わざるを得ません。防腐剤など一切の添加物を使用していませんから、カビと虫の害を避けるためです。昔のように保存によっては「手延べ素麺はカビるもの。虫がつくもの。」と納得していただければ良いのですが、残念ながら今はそんな時代ではありません。

 イギリスの取り組みが何処まで広がっていくのか、楽しみです。自らの利益のための「○○ first」よりもこちらの「○○ first」にはずっと重みがあります。

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電波権

 我が家の前は、小学校です。18年前、運動場に新築の校舎を建て旧校舎を解体して運動場にするやり方で、立派な校舎に建て替えられました。そのため景観は一変し、夏祭りの花火は我が家から見えなくなり、テレビの電波障害も出ました。
 花火はどうしようもありませんが、電波については、障害が出る地域住宅には学校の屋上にアンテナを付け、そこからケーブルで各家に接続する対策を採っていただきました。
 1年ほど前に、近所の一軒家が売りに出され、買い取った不動産業者が二軒に分割して販売し、まず一軒が建ちそして間もなく二軒目が引き渡しです。昨日仕事を終え帰宅する際、その二軒目の屋根にテレビアンテナが付けられているのを発見。電波塔のある生駒山方向にはまともに校舎がそびえていますので、かなり高くアンテナを上げてはいますが、大丈夫か他人事ながら気がかりになります。
 購入者は、電波に関する過去のやり取りの経緯はご存じないでしょうし、それを承知で購入していると見なされ、電波権(そんな名前があるのでしょうか?)の主張は無理なのでしょう。
 既に入居されている一軒目の住宅には、アンテナはありません。おそらく光回線でネットを通じてのテレビ受信契約をされているのでしょう。今は便利な時代になりました。逆に今の時代、電波障害が出るようならば、「光回線で引け」との要求を主張するやも知れません。

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