自問してみました

 先日の連休の一日、久しぶりにIKEAに行ってきました。この辺りでの店舗は、大阪湾の埋め立て地にあるIKEA鶴浜です。
 前回行った時までは、隣接地は広大な空き地で、たまたま催し物が行われていたりしましたが、今回驚いたことにその広大な場所を占有して別の家具店がオープンしていました。

 以前、街道沿いに自動車の販売店ができると、その近くに別メーカーのディーラーができ、道路を挟んだ側にも別メーカーのディーラーができるので、「販売競争が激しくて大変じゃないのか」と思い、その疑問を友人にぶつけたことがあります。友人曰く「車を買おうかなと思って販売店に来る人は、どのメーカーのどの車種と決めてきている人はともかく、車という大きな買い物をするんだから他の車も見比べてみたい人がほとんど。だから他のディーラーの近くに自社のディーラーを作ると、孤立しているよりもお互いずっと集客率が上がるんだよ」と。大納得したことがあります。
 
 でも全てにこの原理が働くわけでなく、食料品を扱うスーパーの場合は、ちょっと違うようです。繁昌しているスーパーがあると、その場所には人が集まるとみて、その客を奪う目的で近くに店舗を開きます。おかげで大きなスーパーが近くにできると、いっぺんに業績が悪化するスーパーも少なくありません。

 この違いの要素は明らかです。商品に独自性があるかどうかです。同じ商品なら値段の安い方に流れます。ならばサービスで独自性を出そうなどと取り組まねばなりません。

 はたして私共はどうだろう? IKEAで隣の家具店に入って行く車を見下ろしながらのブランチで、自問です。

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