真の品位

 自宅から事務所までは1km足らずの距離、運動になるかどうか疑問ですが、歩いて通勤しています。
 先日の雨の朝、午後にはあがるとの予報でしたので、もう小降りになるだろう、いつもどおり歩こう、と自宅を出ます。ところが逆に雨脚は強まり土砂降りになってきます。少しでも早く着くよう、いつもの農道から離れ、車の通る道へと変更します。車が通るといっても田舎のことで、所々対向のできない狭い道路です。
 交通量は少ないのが常ですが、朝の通勤時間帯は、信号をよけての抜け道として使われ、かなり頻繁に車が通ります。そして強い雨。この状況下では、ドライバーのマナーや品位が如実に表れます。
 多くの車は歩いている私の近くに来ると徐行をしてくれますが、何台かの車はそのままお急ぎの速度で、道路に貯まった水を激しく跳ね上げ、私の間近を通り過ぎて行きます。
 私が車の中のドライバーを確認できるわけでもなく、ドライバーにとっても私は見知らぬ通行人です。でもお互い分からない時こそ真の品位が試されるのではないでしょうか。
 あなたには、その何台かの車のドライバーであってほしくはない、と思います。

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