確率を選ぶか ギャンブルするか

 技術評論社の書籍宣伝チラシに載っていた問題です。
 
 (1)出題者が3つの箱を取り出し、「この内の1つに賞品が入っています。他は空です。お選びください。」
 (2)あなたは1つの箱を選び、他は出題者の手元に残ります。
 (3)出題者は手元の2つの箱の内1つを空けて空であることを見せ、あなたに「今なら交換できます。どうしますか?」と問いかけます。さあどうします?

解説は、残った2つの箱のどちらかに賞品が入っているのだから、確率は2分の1と考えがちだが、元々あなたが選んだ箱に賞品が入っている確率は3分の1、出題者の手元に残った2つの箱の内どちらかに賞品が入っている確率は3分の2で、一つが空なのだから残った箱の確率はそのまま3分の2。よって取り替えた方が良い。

 さて、ならば出題者はどうして「今なら交換できます」なんて言うのか?と考えると、ちょっと悩んでしまいます。あなたなら確率に掛けますか?それとも勝負に掛けますか?
 この問いは、あなたは素直ですか?それともちょっとへそ曲がりですか? と言い換えられるかも知れません。

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