失敗から

 自宅から当店までの途中に中学校があります。先日校庭に多くの生徒が出て縄跳びをしているので、しばらく見てしまいました。
 10人ほどが一本の縄で跳んでいて、そのグループが五つほど。運動会の練習でもしているのでしょうか。まだ練習不足で、いずれもが五回ほどで止まってしまいます。
 見ていて思うのですが、これって跳ぶ人よりも縄を回す人の方が難しいのではないでしょうか。跳ぶ人は一定のリズムで縄にかからない高さ以上に飛び続ければ良いのですが(もちろん持久力はひつようです)、縄を回す方は二人気を合わせてそのリズムを正確に作らねばなりません。
 足にかかって記録が止まると、その子は気まずそう。皆の目もその子のせいだと言わんばかりです。でも本当の原因は、縄を回す方にあったかも知れません。
 社会でも同様のことがあるでしょう。仕事で失敗をすると、その当人が責められますが、その当人が失敗する要因が別の所に潜んでいたやも知れません。失敗をいかに分析できるか、大事ですよね。

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