インド洋のフランス領レユニオン島に漂着した飛行機の一部が、そこに貼られていたシールから、昨年3月に忽然と消息を絶ったマレーシア航空MH370便の物と確認されました。
飛行機のの位置は、地上のレーダーに依って捕捉されていますが、高度が低くなると捕捉ができず、消息を絶った時点では墜落をしたであろう地点は、いろんな推測が飛び交うだけで全く確証が得られませんでした。このことを期に、世界各国が協力して、衛生による飛行機の位置を捕捉しようとの案が提案されていましたが、時が経つにつれ「のど元過ぎれば何とやら」で、今全くその話題は耳に入ってきません。
先日、日航機墜落事故から30年の節目に、NHKで当時の墜落地点特定のちぐはぐさを指摘し、「早く墜落地点に駆けつけることができればもう少し多くの生存者救出ができたかも知れない」との救助隊員のコメントを流していましたが、この教訓も今の様子ではいつ達成できるか知れません。
我々が享受している今の社会構造も、関係者に何らかの利益が結びつかない限り強力なリーダーシップは現れないことについては、問題がある気がします。