「ネイディブアド」という言葉をご存じでしょうか? 直訳すれば「自然体広告」とでもなるのでしょうか。英語になるとなぜかかっこよく響きます。
要は、「記事であるかのような広告」と私は受け取っています。ネット上にはいろんな商品の紹介記事がありますが、中には「これは広告ではないの」と素人目にも変だと感じるものもあれば、第三者が客観的に商品の善し悪しを紹介しているものもあります。しかし後者であると思っていても、実は巧妙な広告かもしれません。
「ならば肯定的な記事はすべて広告なの?」と線引きはかなり難しいですが、読者の立場に立てば、書き手がその商品にぞっこん惚れ込んでいたとしても、対価をもらって書く記事には「広告」と明記するべきだと思います。
昨日の記事(※1)で 「All About」もネイティブアドにのりだし、それらの記事には「取材協力:(企業名)」と末尾記載するようですが、なんか中途半端な表現に感じます。
今の世で求めるのは難しいのかもしれませんが、書き手の方には、「読者を裏切らない」という倫理観を持っていただきたいと思います。
(※1) http://japan.cnet.com/marketers/news/35053265/