子供が生まれたとき(いや生まれる前から)、頭を悩ませるのが名前です。番組の最後に新生児を一人取り上げ、誕生した赤ちゃん、喜び満喫の夫婦や命名を紹介するテレビ番組がありますが、どれも昔では考えられない名前で、その漢字や読み方に「子供の将来を思って工夫してつけました」との両親の意図が汲み取れます。
毎年、昨年の新生児の名前ベスト10などと調査結果が発表されるように、付けられた名前の傾向はその年の社会状況や活躍したタレントなどに大きく影響を受け、5~10年のスパンで見ると時代時代でその傾向が移っていくのが見て取れます。
NTTは、高齢者を狙った振り込めさぎなどに電話帳が利用されることから、高齢者と見られる名前の方の電話帳からの削除またはその方の子孫名への変更を勧めているようです。詐欺グループには、この名付けの傾向が良き情報源なのです。
高齢者を狙った犯罪は、手を変え品を変え絶えることはないと思います。7-80年先、命名の傾向ががらりと変わって、現在のこの多彩な名前が高齢者と判断されるようになるのでしょうか。ちょっと興味を覚えたりします。