図書館の電子化

 書籍の電子化はどんどん進んでいます。残念ながら私はまだですが、既に沢山の方がその便利さを享受されていることでしょう。大阪市立図書館が電子書籍サービス(※1)のニュースを見ると、公のサービスにまでその波が押し寄せています。我が桜井市でも早くそうなればと願うばかりです。
 今回は著作権切れの書物に限るようですが、ふと図書館に関する著作権ってどうなっているのだろうと疑問が湧きます。一冊の書籍を図書館が購入すれば、市民は著作権料を払うことなく読むことができるのですから、作家など著作権者にとっては歯がゆい施設ですが、「教育と文化の発展」なる大儀によって図書館が認められているわけです。
 ならば著作権の切れていない書籍の電子化もありのように思います。「図書館ではある一定期間一人しかその書籍を読めないよ」って、それが条件としてもシステムで対応できるでしょう。「コピーしちゃだめだよ」って、それはもう今の電子書籍がそうなっているでしょう。
 図書館には大きな箱物は要らない、人も要らない。随分とスリムになります。市民は家にいながらにして教育と文化の発展に寄与できます。でももしそうなれば著作権者にとっては、図書館は目の上のたんこぶになることでしょう。しかし図書館の利用を促進したいとすれば、そういうことがあっても良い気がします。

(※1) http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120119_505760.html?ref=rss

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