昨年暮れの事故に思う

 昨年の暮れ、天皇誕生日の祝日でしたか、朝から救急車、消防車、パトカーのサイレンがけたたましく何事かと思っていましたら、隣人の話で自宅近くの踏み切りで軽トラックと電車との事故と知ります。二階から見ると、踏切には消防車とパトカー、踏み切りの警報機は鳴りっぱなしで二両連結の電車は止まったままです。
 後で知ったのですが、実際の事故は見えていた踏切から南へ4・50mの所で、遮断機はもちろん警報機もない軽自動車がやっと通れる道、車両の横断は禁止されていた所とのこと。田んぼが広がり日頃車の通行や人が散歩で横断しているところを見ていましたから、車両の横断禁止は始めて知りました。見通しの良い場所ですから農作業の人にとってはこの道の通行は、普段から当たり前のことだったでしょう。法規制と実態とのかけ離れが見て取れるようです。
 午後からはヘリコプターの爆音。新聞社のチャーターでしょう。15分程上空を旋回して飛び去っていきます。1時間程して別のヘリコプターが飛来。同じくしばらく旋回して飛び去ります。更に2時間後もう一機のヘリコプターが飛来。軽トラックが電車に引きずられ線路脇の田んぼに転がり落ちている様子を撮影して帰ります。事故で病院に運ばれた方を軽視するわけではありませんが、何も別々に3機のヘリコプターで取材することもない気がします。共同取材で良いのではないでしょうか。独自取材に新聞社としてのカラーを求めるのかもしれませんが、上空からの画にその必要はない気がします。

se.gif