ファイル名の偽装

 RLO(Unicodeの制御文字の一つ)をご存知でしょうか。私は、雑誌を読んでいて初めて知りました。
 ウィルスに感染させるには、それを仕込んだプログラムを実行させるのが主な手法ですが、実行ファイルだと判る拡張子では見抜かれてしまいますので、わざと別の拡張子に見せかけて「単なるテキストファイルですよ」などと安心させるようで、そのウィルスが今も猛威を振るっているようです。
 そんな見せかけなどやはりプロでないとできないだろうと思っていましたが、RLO一文字を入れるだけでできてしまいます。それもwindowsに標準で付いているメモ帳(notepad)にそのRLOが準備されていて誰にでも簡単で、やり方はファイル名を偽装する方法(※1)などに紹介されています。
 コピーしようとカーソルをドラッグすると、カーソルの動きもまた左右反転するのでRLOの存在は判るのですが、それ以前にウィルスから身を守るには、心当たりのないメールは開かない、ファイルはウィルススキャンした後で開く、が大切でしょう。

(※1) http://enjoypcblog.blog32.fc2.com/blog-entry-630.html

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