メーター

 電気や水道のメーターは定期的に取り替えに来ます。少し前に水道のメーターの取り替えがあり、先日その後始めての検針があったそうです。そのとき検針に来た女性に、「最近ご家族が減りましたか?」と訊かれ、家内は即座に「いいえ、以前がおかしかったのです。」と応えたそうです。
 家計を預かる主婦は、細かい支出にも鋭い感性を持っているようで、以前何度か「水道の使用料が多い、どっか水漏れしてるんじゃないかしら?」との訴えに、その都度家中の蛇口を閉め水道のメーターとにらめっこ、針が微塵とも動かないのを見て、「漏れて無いようだね。」
 考えてみると、電気やガス、水は毎日計量して使っているわけではなく、取り付けられたメーターの指示通りに支払いをしているわけですが、これらのメーターはどの程度信用がおけるのでしょうか。検査基準はあるのでしょうが、どの程度厳格なのでしょうか。今回のように検針の女性がその差に不審を抱くくらいなのですから、こういった疑問が生まれてきます。
 年金管理のずさんさがその最たるものですが、このような基本的なことがきちっと(最近の政治家の口癖です)やれてこそ、安心して生活できるというものです。

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