ショッピングモール

 昨日大手スーパーを持つ資本が経営する隣町のショッピングモールに行って来ました。できた当初、あまりの巨大さに、この地域の人口に対しこんな大きな規模で採算がとれるのかと懸念したものですが、昨年更に二倍近くに増床し、その後の様子を見ていなかった私には初めての来訪です。
 日曜日のせいか、朝11時頃にもかかわらず、5000台収容の駐車場にとめる場所を探し回るほどの入りです。200を越えるテナントは、他との競合を避け、若者向け、カジュアルっぽいもの、少し高級などと工夫を凝らしているものの、テナントとしての売上げは必須で、冬物衣料は30~50%引き、ひどいところでは70%引きの看板が見られます。
 「ショッピング」の名はあるものの、このようなモールは不動産業と変わりがありません。集客のためのいろんな設備を備えた巨大なスペースに、テナント店を呼び込み、その代価にテナント料を受け取る仕組みです。出店する店舗にとっては、その集客力が魅力です。募集側も集客力向上のため、募集テナントの審査をするのは当然ですが、ぜひ入ってもらいたい店舗があるのも事実、増床部分に入ったユニクロはその例でしょう。
 不動産業ですからテナントが歯抜けになるのは致命的です。逆に出店希望が増えればテナント料の引き上げも可能です。奈良にある同資本のモールが閉鎖を決めたこともあり、このモールの増床が吉と出るか凶と出るか、まるで部外者の私の興味です。

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