「ワールドビジネスサテライト」という東京テレビ系の番組を、関西では地方局が放送していて、取り上げている最近のビジネス事情はなかなかためになり、私も時どき見ています。
先日は中国のデータ処理ビジネスを捉えていました。何十人、いや何百人がキーボードをたたいています。ほとんどが日本からの依頼で、手書きのデータをディジタルデータに置き換えたり、中にはスーパーのチラシ作りをしたりしています。関西の某デパートの顧客データ処理の依頼も紹介されています。平均月収は高く、一人2万数千円、一日足らずで依頼データが電子化されて納品されるそうで、日本国内ではとてもこなしきれないのは事実です。
でも、この映像に非常な危機感を覚えました。今食の安全面で中国製品が疑問視されています。同じことがデータ保護の点でも起こらないでしょうか? いくら国内で個人情報保護を叫んでも、問題が起こったときに中国国内にまで捜査の手は及びません。いくら速くて、コストが安いといっても、いささか安易過ぎる気がします。
同じようなことを思ったのでしょうか、横から家内が、「社会保険庁のデータの照合もこんなとこにいってるのとちゃうの? 3月末までって、そうでもないとできへんのとちがう?」 実に怖い話です。