奈良県が生まれた日

 ここ奈良県に生まれ奈良県に住みながら、この地のことについて知らないことが多々あり、県の広報が発行しているメルマガはそのことを知らしめてくれます。今回のテーマは「奈良県が生まれた日」(※1)でした。
 明治新政府の「廃藩置県」によって県政が布かれ、その時に奈良県も誕生しました。そのまま今日に至っているのかと思っていたのですが、実は5年後堺県に合併され更に5年後大阪府に合併されたのだそうです。その後は一地方の奈良側から道路の整備や、治水、産業の振興などの要求してもなかなか聞き入れてもらえないことが多く、ついに「奈良県再設置運動」が推し進められ、署名や陳情の効果もあって、6年後奈良県の再設置が承認されたそうです。
 なにか今の地方を切り捨てていく行政の方向とだぶって思えてきてしまいます。国の交付金で生活する時代は過ぎようとしています。村おこしや町おこしが各地で行われていますが、地方の活性化はそれでなくてはなりません。その地に住むものからの高まりでないと成し得ないでしょう。
 奈良県のみならず各県にも地方として独立するには紆余曲折のあったことでしょう。都道府県の中に「財政破綻」をつくらないためにも、古き成り立ちに学ぶのも良いことです。裏金や私服を肥やすトップなどもってのほかです。

(※1) http://blog.mag2.com/m/log/0000068638/

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