「リクナビ」がCookieを基に内定辞退率を分析していた問題を受け、いよいよ個人情報保護委員会が「Cookie提供同意義務」を課すようです。
法的義務が無い今も、多くのサイトがCookieに関する注意書きを、ポップアップ画面で表示しています。これを消さないといつまでも表示をしていますので、煩わしいことこの上ありません。提供同意を求めるようになると、拒否するとログインすらできなくなる恐れもあり、利用者、提供者お互いの利便性が失われる可能性があります。そのまま同意すれば元の木阿弥です。
むしろ私が以前提案したように、設定によって使用ブラウザに残るCookie情報を、ブラウザを閉じた段階で消し去るよう義務づける方が良いのではないでしょうか。
これで利用者が困る点は、サイトからCookie情報が漏れてはいけないサイトにつなぐ時には、ブラウザを再度立ち上げる必要があることですが、これぐらいの配慮は利用者にも必要でしょう。ログインもその都度必要ですが、その方が安全性は高まります。
個人情報の保護のために、政府の尽力はありがたいです。でもあまたあるサイトですから義務違反を見つけるのは大変でしょう。問題が発生してから義務違反を見つけるようになるようで、その辺りが課題です。