少し前のニュースになりますが、トイザラスの破産申請にはちょっと驚きました。幼児用おもちゃを主とする業界で一世風靡し、大型店舗で街のおもちゃ屋さんを全て駆逐してしまうのではと思っていただけに、アメリカ内の800店舗を全部閉鎖、売却には「どうして」との思いです。
日本トイザラスは無関係とコメントしていますが、印象への悪影響は否めません。破産申請決断のきっかけは、かき入れ時のシーズンに商品が入ってこなかったとのことのようで、日本でもスーパーの経営が「ちょっと危ないな」と噂が立つと、取引をしている問屋さんが一斉に手を引いていきますが、それでも永年つきあいのあるメインの問屋さんは、規模は縮小すれどリスクを承知で取引を続けている話は時々耳にします。
おそらくアメリカでは、有無を言わせずスパッと切ってしまうのではないでしょうか。売り買いの中での情の繋がりが、日米では大分差がある感じがします。どちらが良いかどうかは分かりませんが、私としてはいくら商売とはいえ、人と人との繋がりですから、情があって欲しいですね。