「算数嫌いの子」は親が原因だった よかれと思ってやっていた「間違った教え方」(※1)という記事を読みました。
多くの方が、「なるほど私にも間違っていた経験がある」と納得されることでしょう。
ですが私は子供の頃、祖父母から「何をするにも、どんな単純作業でも、どうすれば楽にできるか、どうすれば失敗しないか、どうすれば早くできるか、考えながらやりなさい」と言われて育ちました。
そんな私には記事の内容は、「これはテストで良い点を取るための教育であって、根幹である考える力を付ける教育ではない」と大いに違和感があるのです。
教育者としても、テストで良い点を取り良い学校に入れるようにすることが求められるのですから、ジレンマがあるのだと思います。即結果を求めるあまり、永い目で子供を見守る気持ちが、親の観点から抜け落ちてきているのでしょう。
ところで、今にして思えば、「どうすれば楽にできるか」と、楽することが一番目に来ていることが、祖父母の目論見を物語っているようです。
(※1) https://www.instapaper.com/read/915148719