プレミアム商品券

 以前述べたここ桜井市のプレミアム商品券、購入権利の抽選結果のはがきが返信されてきました。そこには、12,080通(内無効231通)で、4,099通の当選、当選率34.5%と記載されています。最初に抽選と聞いて危惧した事柄が現実となりました。
 公正な抽選だから何も問題は無いだろうとおっしゃる方もおられるかも知れません。でも問題は、この当選率の低さです。
 この事業は、国が地方を元気づけるために行う施策に基づいており、言わずもがな税金が原資です。税金を使ういじょう、「公平に」が大前提です。
 当選率が7割ほど有るならば、誰と誰に商品券を販売するという選定の手続きを簡便化する意味で認められるでしょうが、3割5分では、偏りすぎです。この人達が地元で使う3億円が、回り回って残りの6割5分の人たちに何らかのメリットをもたらすとは、大型店舗が地元資本でないこの地ではとても思えません。
 購入応募を受け付け、当選率が例えば5割を切ると分かった時点で、販売方法をもっと公平なものへと変更する英断が必要だったと思います。禍根を残さねば良いのですが。

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