少し前のニュースになりますが、エクアドルの人工衛星が旧ソ連時代のロケットの残骸と衝突し、シグナルが途絶えたままだそうです。以前から宇宙はゴミだらけで、それらと人工衛星の衝突は少なからず起こると推測されていましたが、それが現実の問題となってきたということでしょう。
宇宙は満杯状態にもかかわらず、開発競争は熾烈です。日本にしてもこのところH2Aの成功率をぐっと上げ、衛星請負に名乗りを上げていますが、価格競争では100億対50億と倍の開きがあり、新たなロケット開発に踏み出そうとしています。
宇宙で「ごみ収集衛星」などできるわけもありませんから、これからの衛星自体の開発も、最近の車のように衝突してもダメージが少ないように、あるいは衝突を事前にキャッチして回避するなど、新たな展開を迎えるのでしょうか。想像するだけで、私が好きな星新一氏のショート・ショートの世界です。