先日何気なくつけたNHKでカメラがストックホルムの街角を散策しています。特に観ようとしてチャンネルを回すわけでないのでタイトルも知りませんが、時々この番組を目にします。そこに住んでいないと分からない街の情景が私には新鮮ですし、気さくなナレーションが素敵です。
その日はノーベル賞の授賞式が行われる建物前の広場を映し出していました。その街の誰もがここでその式典が行われることを誇りにしています。
この場所でではありませんが、ノーベル平和賞の授賞式には、中国の呼びかけに呼応して19ヶ国もが欠席を表明しています。街の人々が誇りにしている気持ちとはまったく逆の思惑です。私の予想以上の数で、今やそれほど中国の影響力は大きいのです。
時を同じくして行われているCOP16。世界最大のCo2排出国の中国は、ここでは先進国のみに科せられた京都議定書の延長を主張しています。
ある時は世界各国に多大な影響力を持ち、ある時は発展途上国の傘に隠れる。イソップ寓話で、そんな話を聞いた覚えがあります。
COPとはConference of Parties of United Nations Conventionsの略ですが、それとは別にCOPとは「警察」の意味。その一方、俗語では「~を盗む」の意味もあるそうです。
なにかみんなつながっているようで、笑えてきます。