県民への情報伝達は必要です

 滋賀県が中部、北陸両圏への思いもある中で、関西広域連合に一歩踏み出しました。関西広域連合(※1)は、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、徳島県の2府5県で目指す日本最初の広域連合です。これを見てお気づきでしょうが、我が奈良県は含まれていません。現知事が「必要性を感じない」として参加を拒んでいるからです。
 残念なのはこれらのことが県民には伝わってこないことです。根強く騒がれている道州制との違いも見えてきません。例えが悪いのかも知れませんが、市町村合併に当たっては、規模メリットは十分理解できても、財政状態の悪い市町村を引き受けることになるとか、ゴミ焼却を引き受けなければならないとか、反対意見も多く出ました。そういうことなのでしょうか。
 ごく一部を除き、大小はあれ、どの府県も財政事情が厳しいのには違いがありません。その中で規模メリットを生かし無駄を省き、新たな飛躍をとげたいとは誰もが思うことです。なぜ「必要性を感じない」のか、情報がほしいです。「あなたは勉強不足です。」とは言わしめない十分な情報がほしいです。

(※1) http://www.kansai.gr.jp/ku/kouikirengo/index.html

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