事実は小説より・・・

 富士通の前社長から現経営陣に出された「辞任取消通知書」劇、小説やドラマを見ているようです。病気療養のためと代表取締役社長のみならず取締役をも突然辞任したのは表向きだったようです。この「辞任取消通知書」がマスコミの手に渡ったのも、問題を公にしたい前社長側からのことでしょう。
 ニ報三報の記事を見ると、当店もお世話になっているNIFTYが絡んでいるようで、尚更興味を引き起こされます。傘下におさめたNIFTYの経営改善の取り組の中に、前社長に親しい人が経営するファンドが有り、それが風評・評判で良くないファンドとされているのです。
 前社長はファンドとの関係を全面否定ですし、風評についても知らなかったとのことなのだそうですが、我々が計り知れない密室の取締役会のどんな状況で辞任を飲むに至ったのか、正に山崎豊子好みのドラマです。
 もしもファンドにかかわる事柄が虚偽でありそれで辞任を迫ったのであれば、上場廃止にもなる事態だとする弁護士もいて、我々に見える形で内容が明らかにされるかどうかは分かりませんが、今後の展開に大いに興味が持たれます。

se.gif